【女子アイスホッケー】ママさん選手コラム・育児徒然草第三段「育児はトレーニング!?」

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新米ママの育児徒然草 第三段「育児はトレーニング!?」

慣れたくなくても慣れてしまったこと。アイスホッケーをしている私の場合、それは「筋肉痛」。今まで何度も経験してきました。しかし、育児を開始した私に、これまで経験したことのない筋肉痛がやってきたのです。

まずは、慣れない授乳の体勢。赤ちゃんを腕に抱き、上半身はまっすぐのまま首だけ下向きに。それも、胸と赤ちゃんの顔の位置を考えて微妙に斜め下。その姿勢で30分。首だけを下げるなんてそうそうする動きではないだけに、最初は首が痛くなりました。

沐浴も然り。両膝を曲げてしゃがんだ状態で赤ちゃんを洗い、洗い終わったら両手で持ち上げてそのまま立ち上がる。3kgのダンベルを持ってスクワットしているようなもの。出産後で体力が落ちていたとはいえ、自分にとって3kgなんてどうってことないはずなのに、首の座っていない赤ちゃんを慣れない手つきで抱いているためかずっしり重く感じます。率先して手伝ってくれた夫には感謝!

首・腰・腕・・・初めての育児はトレーニングそのもの。まずは正しい姿勢(ラクな姿勢)を覚え、左右バランスよく鍛え(授乳や抱っこは左右両方で)、楽しみながら(笑顔で語りかけ)行い、徐々に慣れる。筋肉痛は筋力アップに欠かせない過程の一つ。3ヶ月経ち徐々に慣れてきた今では、あの筋肉痛も「ママ力アップ」のための試練だったのだと思います。

鈴木あゆみ(八戸レッズ女子アイスホッケークラブ)

マ・シェリ八戸 No.5 2009年11月6日発行より

 *

そうそう、思い出しました、沐浴をしていた頃のこと。幸い長女はお風呂大好きっ子でしたので泣きわめくことなくすんなり入ってくれたのですが、この、洗う体勢がつらかったんです。

お風呂での体勢がつらかったので、洗面台でやったこともありました。

・・・ええ、洗面台です。

*写真はイメージです

こんな感じの洗面台にお湯をためてやっていました。ひどいですかね?笑
この方法だと腰に負担があまりかからなかったので、今日はささっとでいいかなというときはここで済ませていました。

大きさ的にも新生児のときはちょうどいいんですよね、これがまた。衛生面が心配という方にとっては受け付けない(信じられない)方法かもしれませんが、私はここでササッと洗って・・・という感じでした。

そんな「雑」な入れ方をして育てても、今、娘たちはお風呂が大好きです。

首の筋肉痛は予想外でした。あと、出産後痛くなったのが股関節。これは育児の影響というよりもろに出産の影響だったと思います。私は股関節も柔らかい方でしたし、開脚も180度できて床にべたっと顔がつくのですが、そのときは開くだけで痛くなりました。

整体院に通って電気治療やハリを受けて改善されましたが、出産後に子どもを預けて治療に行けないママの方が多いと思います。私は妊娠中から「出産したら現役(選手に)復帰する」と周りにも伝えてあったので良かったのですが、時間も余裕もないママさんはつらいはず。

本当に、妊娠中はもちろんですが、出産後のママの体を大事にしてほしいと心から思います。

~つづく~

掲載誌より

注:アイキャッチ画像の授乳写真はイメージです。

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