第27回東北女子アイスホッケー大会~全日本選手権(B)出場権獲得としつもんメンタルトレーニング~

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12月9~10日、青森県八戸市にて第27回東北女子アイスホッケー大会(第22回全日本選手権(B)東北地区予選会)が開催されました。

確か私が中学生の頃に第1回大会が行われたはず。
今も参加していることがとっても不思議です・・・

地元・八戸での開催ということもあり、氷上もそれ以外も(例えば八食センターとか)楽しみでした。

今回も昨年と同じ八戸、岩手、仙台から2チームと計4チームでの大会です。参加チームは少ないですが、いつかまた増えてくれるといいなと思っています。

出発~バスは子だくさんママがいるダッキーズと一緒に!~

仙台市からはレディースラビッツとダッキーズの2チームが参加しました。

出発は朝6時半。

経費削減という意味もあり、なんと2チーム一緒のバスで八戸へ向かいます。

昨年はどちらのチームも参加選手が少なく余裕のある席だったようですが、

今年はほぼ満席!熱気むんむん!

これがですね、なんとも面白いんですよ

自己紹介を聞いて分かったのですが、

ダッキーズには私と同じママさん選手がたっくさん!!

それもお子さんが3人、4人、5人・・・!!

(あれ?5人は盛ったかも?笑。いずれにせよ、子だくさん!)すごすぎる!

もちろん若い選手もいますが、

「少子化なんてなんのその!ママさん選手が集う女子チーム」でもあるのです。

今回はたしか2歳近くの息子さん同伴のママもいました。
(とってもかわいい☆けど、ママが大変なのもよくわかるから、みんなで協力♪)

私にとっての大きな発見は、FacebookでもつながっていたGKのなおちゃんが実は同い年だったこと!!

リンクで会うときのあの親近感はこういうことか~と納得でした。

(雪が降ってきたときに「会いたいから~」と歌ったらすぐ誰の曲か分かってくれた♪)

レディースラビッツとダッキーズ、

チームカラーは違いますが、「それぞれチームの目標に向かってお互い頑張ろう!!」

という雰囲気が作られたのでした。

移動時間を有効利用~バスの中でしつもんメンタルトレーニング

レディースラビッツは移動時間(八戸まで約4時間)を利用して、

ライングループを作って「しつもんメンタルトレーニング」を実施しました。

11月の日光遠征でもこの手法を使っていたこともあり、流れはスムーズ。

監督もこのグループに入っていますが、今回はしつもんメンタルトレーニングトレーナーでもある私からのしつもんがメインです。

「しつもん」に対し、選手それぞれがラインで入力して発表します。

拍手をすることはできませんが、「なるほどなるほど~」と思えるので、

お互いの気持ちの共有と目標の確認にはとても良かったと思います。

「朝のしつもん」について最初の部分はしつもんメンタルトレーニングトレーナー仲間のやっこさんをそのまま真似ました。(ありがとうございます!)

しつもんはこちら↓

1・大会を終えたとき、どうなっていたら最高ですか?

2・今日はどんなことを楽しみますか?

3・今日はどんな成長をしたいですか?

自分自身もそうですが、みんなわくわくしてきて、楽しさが増してきたと思います。

ちなみに、こたえに対する返信はライン上ではしません。

「相手の意見を受けとめる」というルールがあり、まずは受けとめて終わりです。

受けとめた上で、もしそこで言いたいことがあるときやツッコミがあるときは実際に会話します。一緒にいる時間が多い遠征ですから。話すときは顔を見て、です。なかなか話す機会のない年代の選手とは良いきっかけにもなるかもしれないですね。

12月9日(土) 対岩手ブルーバーズ戦

東北大会初戦、勝ちました。名古屋行き決定です。
チームがひとつにまとまって勝てて、まずは安心しました。

個人的にはシュートはずしすぎ!苦笑。

いいプレーができた場面もたくさんあるので、いいイメージでまた明日頑張ります。

明日は八戸レッズと決勝戦。ダッキーズとブルーバーズは三位決定戦です。
今日お会いできたみなさん、ありがとうございました。

明日も応援よろしくお願いいたします!

~Facebook投稿より~

楽しみにしていた八食センターでのお昼を終え、リンクに向かって岩手ブルーバーズ戦に臨みました。

結果は投稿の通りです。勝つには勝ったのですが、

2ピリ以降、魔の時間帯でした。自分、シュート外しすぎですよ、ほんと・・・。

GKキャッチングうまかった~!(←これぞ言い訳笑)

岩手ブルーバーズにはコクドレディーズの先輩・理奈さんもいて、久しぶりにお会いできました。

練習してないのにあれだけできるって・・・やっぱり先輩はすごいです。

夜のミーティングと「夜のしつもん」

(地元八戸のネオン街が気になりながらも)夜は選手たちでミーティングをしました。

明日の試合に向けて、気持ちの調整です。

相手は全日本選手権Aグループに属している八戸レッズ。

私の古巣でもあるので、その実力はいやというほど知っています。

ミーティングでも「しつもんメンタルトレーニング」を活用しました。

そしたらですね、

朝のしつもんのときは「いい試合ができたら最高」というレベル(負けても仕方ないかな、という雰囲気)だったのが、

「レッズに勝ちたい」という言葉が選手たちから出てきました。

結果的にこれが良かったのかどうかは分かりかねますが、

「今」のレディースラビッツには、この気持ちが必要だったと私は信じています。

というのも、ラビッツは東日本大震災以降、以前のように活動できなくなった時期があり、

全日本選手権Bにも出場権を得ているけれど、(開催地が仙台から遠く、遠征費が大変で)選手が行けないから出られない、ということもありました。

前回の投稿でもユニフォームについて書いています)

長年レッズのライバルチームとして試合をしてきましたが、

「またいつか強くなってほしい」と私はずっと思っていました。

市内のMIEリーグを通じて、「アイスホッケーの楽しさ」はみんな知っているはず。

でも、そこから、どの方向に向かうのかな、と思いながら6月にチームに入部しました。

今回出てきた「レッズに勝ちたい」という言葉。

私は嬉しかったです。

その言葉が出てきただけでも、この東北大会にはとても大きな意味があったと思っています。

そして、夜眠る前にも、朝のしつもんに対して「夜のしつもん」をライングループで実施。

出したしつもんはこちら↓

1・今日、言われて嬉しかった一言は何ですか?

2・今日はどんなことを学びましたか?

3・明日はどんな1日を過ごしたいですか?

わずか数分でも、こうして振り返るだけでなんだかとっても充実感がわいてくるし、

明日が楽しみになってきました。

(やっこさん、これ、すごいよ!!笑)

12月10日(日) 対八戸レッズ戦

東北大会決勝戦。八戸レッズに挑みましたが、準優勝に終わりました。でも!達成できた目標もあったし、今日みんなで流した涙と感じた気持ちこそが本当に宝物。チーム平均年齢は19歳。ここからがスタートです。「終わったときに、足つってたら最高」「フェイスオフ負けない」の個人目標はほぼクリア。「あゆみさんのフェイスオフさ~(とれない)」とレッズの後輩に言われてたらしいので、励みにします。そして次はつらない体作りですね。(いや、でも、よく走ったぞ自分。苦笑)
ダッキーズ対岩手ブルーバーズの3位決定戦もGWSまでもつれこむ白熱した好ゲーム!やっぱりアイスホッケーっていいね!
関係者の方々&レフェリーのみなさん、応援してくださった皆さん、ありがとうございました!

~Facebook投稿より~

試合に臨む気持ちが空回りした感じもあり、出だしの1ピリで5失点してしまい、結果的に準優勝で終わりました。

でも、2ピリ以降も自分たちの全力を出し、2ゴールしたことは次につながったと思います。

3ピリのシュート数、負けてなかったしね!!

試合終了後は2チーム混ざっての写真撮影。

「全日本選手権がんばろうね~!」

「Aから落ちてくるなよ~!!」「は~い!!」

(だって、レッズがBに落ちてきたら、ラビッツとBの出場権を争わなきゃいけなくなるんだよ!)

レッズはスマイルリーグ・ファイナルと3月の全日本選手権A(札幌)、

レディースラビッツは2月の全日本選手権B(名古屋)を目標に、また新たなスタートです。

帰りのバスで、最後の「しつもんメンタルトレーニング」

決勝戦前に行われた3位決定戦では、

ダッキーズも岩手ブルーバーズとGWS(サッカーでいうPK)までもつれこむ好ゲームでした。

3ピリの最後の最後まで、追いつ追われつハラハラドキドキ。

それを見て盛り上がるラビッツメンバー。2チームが互いにいい影響を受け合っていた気がします。

(なおちゃん、お疲れ!!負けたけれどナイスゲームだったよ!)

なので帰りのバスは皆さん熟睡。

そんな中、最後のしつもんメンタルトレーニングをラインで流しました。

みなさんお疲れ様でした。
今でもいいし、自宅に帰ってからでもよいです。
アウトプットして、次につなげていきましょう!

しつもんはこちら

1・今、どんな気持ちですか?

2・今日の試合を自己採点するとしたら、何点?その理由は?
(100点満点で)

3・全日本選手権Bに向けて、自分自身と約束するとしたら、何を約束しますか?

自宅へ帰ってから、次々とラインが鳴りました。

各選手、いろんなこたえを書いてくれました。

ほほ~。ふむふむ。なるほど。

ああ、そういう視点もあるねと、みんなの意見を聞く(見る)と発見がたくさんあります。

しつもんメンタルトレーニングはどんな答えも正解です。

それでいいんです。

自分の気持ちを確かめる。そして、次につなげる。

遠征後も、「しつもんメンタルトレーニング続けたい!」という声が出たので、

今後も継続したいと思います。

長い選手生活の中でも、新たな学びと経験と、そして楽しさがあった東北女子アイスホッケー大会でした!!

皆さん、ありがとうございました!!

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