恩返しと恩送り〜女子選手のためのアイスホッケーワークショップ講師依頼を受けた理由〜

スポンサーリンク

八戸レッズができたのは、私が中学1年生の時。

八戸には「丸光女子」というレッズの前身となるチームがありました。

活動休止期間を経て、新たにスタートしたのが「八戸レッズ」。

私はその1期生です。





女子選手のためにという理由はもちろんですが、

「増えてきたジュニア上がりの選手の受け皿にもなるように」と、

当時の先輩方が作ってくれたと記憶しています。



「当時の先輩方」は、

市民病院の看護婦さんや会社員、学校の先生といった方々が中心。

最初のミーティングは、

私は覚えていなかったのですが、

病院の会議室のようなところだったみたいです。







あれから30年。

「新潟で新たに女子チームを作ろうと思うので、

力を貸していただけませんか?」

と声をかけていただき、

「女子選手のためのアイスホッケー・ワークショップ」が開催されました。


3月でひとくぎりつけて、

「氷上での指導はしない」と決めていたのですが、

今回ばかりは心が動きました。


八戸レッズができていなければ、

今の私はいません。

アイスホッケーを続けていたかもわかりません。





30年前、私を救ってくれた先輩方のようになれたら。

当時の先輩方へ直接恩返しはできなくても、

恩送りとして何かできたら。

そう思いました。



女は女が強くする

井村雅代






現地のコーチ陣からは、

「女子同士ですると、こんなプレーもできるんだってびっくりしました。

あと、僕らの時と全然反応違いますよ(苦笑)」

との声も。




いつもは男子選手にまざって、楽しいながらも、

どこか遠慮しながら、

どこか疎外感を感じながら、

どこか寂しさを感じながら、

プレーしている女子選手たち。





女の子だけで、安心して、プレーするのが楽しい。

まずはそこを体感してもらえたらなと思いました。



新たな女子チーム立ち上げ。

ゼロから1になった瞬間に立ち会えたことを嬉しく思い、

女子選手のために新たな場を作ろうとしてくれているスタッフや関係者の皆様に

心から感謝したいと思います。








ゼロから1にするために、

何をしますか?




広告

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする