「今」、この時代に生きている私は、
正直、縄文時代のような暮らしや、
戦国時代の暮らしはできません。
暮らしはもちろん、
「お殿様が絶対!」という制度や、
縄文時代や弥生時代などに起こっていた権力争いも、
今では考えられないもの。
当時の価値観や人々の生き方を知ることはできても、
「その頃には戻りたくないなあ」と思ってしまいます。
人類が歩んできた歴史は、
「組織の発達段階」でもあります。
無色:血縁関係中心の小集団神秘的(マゼンダ):数百人の人々で構成される種族への拡大。
衝動型(レッド):組織生活の最初の形態。力、恐怖による支配。
順応型(アンバー):部族社会から農業、国家、文明、官僚制の時代へ。
達成型(オレンジ):科学的、イノベーション、起業家精神の時代へ。
多元型(グリーン):物質主義の反動としてのコミュニティ型組織の時代へ。
進化型(ティール):変化の激しい時代における生命型組織の時代へ。
「ティール組織」日本語付録版
本書における人類のパラダイムと組織の発達段階 より
「ティール組織」では、
これまでの「人類のパラダイムと組織の発達段階」を取り上げ、
「次世代型組織の出現」として「ティール(進化型)」という考え方を
紹介しています。
「今」という時代は、
周りを見渡せば、そこは何でもある世界。
食べ物も、洋服も、家も、車も、遊ぶ場所も、
人間が暮らしていくにはじゅうぶんすぎるくらいの「モノ」があふれています。
それなのに。
人々は見えない何かに苦しみ、もがき、疲れているように見えます。
(注:新型コロナウイルスを指しているのではありませんが、
もしかしたらそれも含めて、なのかもしれません)
考え方が違うのは当たり前なはずなのに、
起こるのは対立と争い。
「対立やしがらみからも化学反応を起こすコミュニティ」は、
未だ広まる気配がありません。
それは自分も然り。
自分の生き方はこれでいいのか。
自分の価値観はこれでいいのか。
ゲストの嘉村賢州さんの言葉を借りるならば、
「人類は組織のつくり方を間違えたんじゃないか」
という問いが生まれたように、
「今の自分のあり方は何かが違うんじゃないか」
という問いが私の中に生まれました。
世界にはすでに「進化型(ティール)」を取り入れ、
「自分らしい働き方」「誰もが幸せを感じる働き方」をしている組織があるというのです。
ティール型組織とはどういうものなのか?
ティール型組織を維持するために必要なこととは?
ティール型組織の文化とは?
ティール型組織の作り方とは? etc・・・
詳しくは本書を読んでいただければと思いますが、
まずは「ティール」という言葉を、考え方を
今、このタイミングで知ることができたのも何かの縁かなと思います。
実は私もまだ一部しか読んでおりません(汗)
次回は賢州さんのお話をご紹介します。