<マ・シェリ八戸 No.7 2009年11月20日付より>
新米ママの育児徒然草 第四段「何を見て笑ってるの?」
娘が生後2ヶ月頃のこと。この頃になると少しずつ視界が開けてきたようで、くるくる回るベッドメリーを目で追い始めました。
そんなある日。いつものように抱っこしていると、娘が何かをじーっと見つめ、次の瞬間「にこっ!」と笑ったのです。その笑顔に感動したのは言うまでもないのですが、同時に「何を見て笑ったの?」と不思議に思いました。娘が見ている方向には白い壁。あるのはカレンダーくらい。次の日、またも壁に向かって「にこっ」。泣いているときでも、一瞬その壁を見ては「にこっ」(そしてまたすぐ泣く)。
私はようやく気付きました。娘が笑いかけていたのは、カレンダーの横にかけてる「ボージョボー人形」だったのです!
ボージョボー人形は、サイパンやグアムのお土産として有名。手や足の結び方によって、いろいろな願いが叶うとされています。わが家でも、「守り神」として飾っていたのです。
もしかして、娘はその人形に何かを感じ、「おかげさまで生まれることができたよ。ありがとう」と感謝の笑顔を向けていたのかも!
けれど別の日、沐浴をしていると、娘が私の後ろを見て「にこっ」。そこには誰もいません。
・・・娘よ、もしかしてボージョボーさんは家の中を歩き回っているの?いまだにあの笑顔の謎は解けないままです。
鈴木あゆみ・八戸レッズ女子アイスホッケークラブ