平昌五輪で世界6位という結果を残した日本女子アイスホッケー。
スマイルジャパンメンバーが各所属チームに合流した大会とあって注目されるかとおもいきや、
最終日の結果さえネットニュースにも流れてこないってどういうこと!?
連日GWSまでもつれ込む大接戦という、見ている観客やファンにとってはたまらない試合なのにどういうこと!?
・・・これが現実ですよね。しっかり受けとめなければなりません。
あれ?私のスマホだけ?(苦笑)
どこかで書いてるところ、載せているところがあったら教えてください!
頑張った選手の皆さん、スタッフの皆さん、関係者の皆さん、本当にお疲れ様です!
応援してくださった皆さま、本当にありがとうございます!
リンクに行ってないけれど、スマホ握りしめて速報を見ていた者の一人として、書かせていただきますっ!
優勝は2次リーグ4位から這い上がった西武プリンセスラビッツ!6連覇達成!!
では結果から見ていきましょう。
連盟から発表されているのはこちら
(クリックで拡大)
https://www.jihf.or.jp/game/detail.php?id=359
優勝したのは西武プリンセスラビッツ。これで6連覇達成です。
強い。本当に強くなったね。(私も一応OGの一人です)
2次リーグではスマイルジャパンメンバーが不在のため、どの試合も苦しみ、
Aグループ(上位4位チーム)で4位。
ここ数年では経験したことのない順位から見事這い上がってきました。
「スマイル組がいない中でも、2次リーグは残った選手たちの成長を感じました。
長年彼女たちを見てきた僕の中でも一番感動した試合でした」
と広報担当・磯部さんが振り返っていた言葉通り、
スマイル組と「次期代表候補組」が合流したチームは鬼に金棒。
決勝トーナメント初戦、対Daisin戦を3-0で突破すると、
準決勝、対フルタイムシステム御影グレッズ戦では久保英恵選手がエースとしてまさに「神君臨」。
1-1の同点で迎えた第3ピリオド、試合終了残り1分を切った19分07秒に御影グレッズ・太田愛選手がキャプテンとして意地の勝ち越しゴール。
試合が決まったかに思えましたが、残り30秒をのこして御影が痛恨の反則。
あきらめない西武は床秦留可選手、永野元佳乃選手のアシストで久保英恵選手が同点ゴールを決めます。
延長戦にもつれこみますが決着はつかず、GWSへ突入。
西武は久保英恵選手が2人目、6人目、7人目と3回登場。
(つまり6人目以降は一人ずつで、どちらか決めた方が勝ち)
3回ともゴールを決める神っぷり(いや、相変わらずといえば相変わらずで、ある意味当然でもあるんだけど←そう思っちゃうところが神)
2次リーグ4位から決勝へとコマを進めました。
迎えた決勝の相手は道路建設ペリグリン。
1-0と西武リードで迎えた第3ピリオド、2分37秒に黒須若菜選手のゴールでペリグリンは同点に追いつきます。
16分すぎ、大阪から東京へ出てきて頑張っている西武・水野舞花選手が勝ち越しゴール。
このまま試合終了かと思いきや、なんとなんと、今度は19分31秒、試合時間残り30秒というところで道路建設ペリグリンが同点ゴール!小池詩織選手、大澤ちほ選手のアシストで決めたのは高涼風選手!スマイルトリオが意地を見せます。
(これを速報で、テキストだけで見てるんですよ。更新されるたびそりゃ叫びますって)
どうなることかとヒヤヒヤ(わくわく)しながら速報を見ていましたが、これまた延長でも決着がつかず、GWSへ!
ファンにはたまらない展開です。(YouTubeにアップお願いしたいーーーー!)
決勝では準決勝と変わって、「次期代表組」をスマイル組が不在のときにしっかりまとめた江口とも選手が試合を決めました。
それにしても、女子日本リーグ6連覇はすごい。
西武プリンセスラビッツの皆さん、優勝おめでとうございます!
全日本選手権(A)は2週間後!ペリグリンの逆襲なるか?
決勝で敗れたとはいえ、道路建設ペリグリンもスマイル組が復活するとやはり強い印象があります。
そして、昨シーズンの全日本選手権(A)決勝を大接戦の末に制しているのがペリグリンです。
ここでだまって引き下がるチームではございませんっ!!
22日から始まる全日本(A)に期待です!!
3位はフルタイムシステム御影グレッズ!こちらもGWS!なんて日だっ!!
3位決定戦はフルタイムシステム御影グレッズ対トヨタシグナス。どちらも2次リーグでは1位、2位という結果だっただけに、代表組の力(西武8人、ペリグリン5人)を感じてしまったのは私だけでしょうか。
とはいえ、3位決定戦も1点を争う好ゲーム。(ああ、見たかったなあ。どなたかDVDください)
フルタイムシステム御影グレッズには後輩・小野粧子選手がいるので個人的に応援しています。
これまた彼女も五輪が終わってもしっかり仕事するんです。
準決勝の西武戦も、3位決定戦でもゴール・アシストをする活躍ぶり。
本当に頭が下がります。
五輪期間中に神様がいたずらしたらしくて「??」のメッセージが来たことは内緒にしておこうw。
トヨタシグナスも選手が揃っているだけに、あとほしいのは結果だけ。
一皮むけたトヨタを全日本Aで見せられるか、こうご期待!
5位はDaisin!6位の古豪・釧路ベアーズも復活の予感!
注目の試合はまだあります。
5・6位決定戦となったDaisin対釧路ベアーズの釧路対決。
今回はDaisinが1点差で勝ちましたが、釧路ベアーズはBグループに降格していた時期を乗り越え、Aに復帰してからBに落ちることなく着々と力をつけています。
スマイル組を擁するDaisinとも互角の勝負。トーナメント初戦のペリグリン戦も0-2と接戦でした。キャプテンの青木亜優子選手をはじめ実力のある選手が育っていますので、今後が楽しみです。
7位は帯広レディース!Bグループから1年で昇格した実力発揮!
7・8位決定戦は近年ライバル関係にある帯広レディースと八戸レッズの対決でした。
レッズは古巣でもあるので勝ってほしかったというのが本音ですが、
勝ったのは帯広レディース!
どちらもU16チェコ遠征で主力選手を欠いているとはいえ、B優勝の勢いそのままに帯広レディースが勝利でシーズンを締めくくりました。
最後はエンプティゴールで2点ということですから、レッズはこの経験を全日本で生かしてくれるはず。がんばれ、後輩たちっ!!
9位は大東開発ネクサス!DaisinBは元代表組が奮闘!
9・10位決定戦はAに昇格している大東開発ネクサスとDaisinBの組み合わせ。
ネクサスはレッズと延長までいきましたから、実力は拮抗しています。
(全日本Bのブログでも書きましたが、ほんとAの下位とBの上位は差がないんですって。
見直しましょう、そろそろ・・・)
1点リードされる試合展開だったネクサスが意地を見せて逆転。3-1で勝利をつかみました。
ちなみにDaisinBというのはですね・・・簡単に言うと、DaisinのBチームで、いわば2軍です。
なんでDaisinだけ2チームに分かれて出てるの?と不思議に思う方もいらっしゃると思いますが、そこらへん長くなるので割愛します・・・
(そういえばこの問題も見直していい時期ではないでしょうか?お金の問題をクリアして、ぜひ北海道以外の地域から参戦していただきたい)
そうはいっても、DaisinBも魅力あるチームです。
なぜかって、私も代表候補合宿で一緒にプレーしたことのある選手たちがまだ頑張っているから♪♪
ソチ五輪代表だった山根朋恵選手をはじめ、熊野華奈選手、北上亜未選手(旧姓・猿子)、中村萌未選手など、懐かしい顔ぶれが。
チームを育てるにはベテランも必要なんです。みんな、お疲れ様!!
札幌対決はインフィニティーズが勝利!順位はつけられませんっ!
今回のファイナルで、天候不良により札幌の2チームが試合時間に間に合わないというアクシデントが発生。札幌インフィニティーズ、ボルテックス札幌は初戦不戦敗となりました。
結果として11・12位決定戦に回ることとなりましたが、さきほども書いたとおり、レッズ対札幌インフィニティーズはどちらが勝ってもおかしくない組み合わせ。ボルテックス札幌対DaisinBも同じです。
両方とも勝ち上がる可能性はありましたので、残念の一言です。
延長戦を制したのはインフィニティーズ!
選手・スタッフの皆さんは大変だったかと思います。
2チームはこれでシーズン終了です。本当にお疲れ様でした!
スコアシートにのらないプレーも大事。ぜひリンクで観戦を!!
「誰も書かないの?」と思いながら、スコアシートを見ながらこれを書きました。
(誰も取材に行ってなかったのですかね??)
ゴールやアシストももちろん大事です。
ゴールキーパーもシュート数も大事です。
でも、他の大事なことはスコアシートにのりません。
誰かが発した一言でチームが落ちつきを取り戻したり、
誰かの目立たないプレーで失点を防いだり、
誰かがつないだ3つ前のパスがゴールにつながったり。
だからやっぱり、試合は見てなんぼです。
それもリンクで。現地で。
アイスホッケーはこうして読むより、見て楽しんでください。
どこで?
はい、22日(木)から北海道札幌市でシーズンの集大成となる全日本選手権(A)が始まります。
札幌の皆さん、女子アイスホッケーファンの皆様、
ぜひ彼女たちの試合をリンクでご覧ください!!
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世界6位相当レベルの試合を、ぜひテレビで見たいんです。
せめて全日本選手権(A)決勝だけでも、教育テレビとかBS1とかで、
男子と同じように扱ってほしいと思っています。