低学年チームを担当していたときに気をつけていたこと〜言うことをきかないのは当たり前〜

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低学年の保護者様がオンアイス指導を見て感動していました。

「すごい!低学年がちゃんとコーチの話を聞いている!!」

上越で行ったワークショップのオンアイスで、

このような感想をいただきました。



当日は女子メインの中高校生以上と、

女子も含めた小学生とに分けてドリルを行いました。

最年少は小学1年生。

保護者様がそのような感想を持つのも当然の年齢かもしれません。


いつもと違う人に教わる日だったので、

新鮮だったこと。

元日本代表で、

「なんだかすごい人らしい」というのだけはわかっていたことなど、

「ちゃんと聞こう」と思った理由がきっとあるのだと思います。


おそらく現場で指導している方ならわかると思いますが、

低学年を教えるときは正直大変。




わたしも3年ほど低学年チームに関わったのですが、

まだまだやんちゃな子どもたちとどう接したらいいのかというのは、

試行錯誤の連続でした。



今振り返ってみて、

一番気をつけていたことは何かというと、

言うことを聞かない、話を聞かないのは当たり前







コーチをしているとどうしても、

「言うことを聞いてくれない」と悩んでしまうかもしれませんが、

わたしはまずそこから変えようと思いました。



子どもですから、

それも未就学児もいる低学年ですから、

言うこと聞かないのは当たり前なんです。



僕はこれがやりたい

わたしはこれがやりたい

〇〇くんが順番守らない

わたしは一番最初がいい



みんなそれぞれ、やりたいことや言い分があるんです(笑)

それを全部聞いていたら身が持ちませんが、

まずは「『言うことを聞かせよう』と思うこと」をやめました。



使い始めたのは、


どうしたいの?


というしつもんです。


今日はどんな練習がしたい?

どんなことがしたい?





大体は「試合がしたい!」の声になるんですが、

中には「シュート練習がしたい!」と言う子もいます。



じゃあ今日はそれね、というと、

チームメイトの言うことだからなのか、

「じゃあそれ」と(ここで初めて)言うことを聞いてくれます。





コーチであるわたしが最初から「今日は〇〇の練習ね」と言うのと、

子どもたちから「〇〇の練習をしたい」と言うのでは

雲泥の差があります。



試合が近いとどうしてもやりたい練習もあるので

そこは調整するしかないのですが、

子どもたちがしたい練習をまずはする。

そこから、考えてきたドリルに誘導する。

この手法はよく使っていました。

(今思えばもっと使えば良かったと思うくらい・・・)


未就学児もいる低学年チームにとって、

「練習」ではないんですよね。

リンクに来るのは「遊び」の一環。

「遊び」の中に、どれだけ「練習」の内容を取り入れるか。


そんなことを考えながらの日々でした。

(続く)









「遊び」の要素を取り入れるとしたら、

どんなアイデアがありますか?






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