学校から帰ってきたらまずは宿題をしてほしい。
自分もそう言われて育ってきたし、
子どもにとってもそれが一番いいはずだ。
親であればこう思うのは当然かと思います。
私もそう思っていた一人なのですが、
娘たちはというと、姉妹でも全く行動が違います。
帰ってきてまずは宿題を、となるのは長女。
帰ってきたらまずはゲームを、となるのは次女。
ランドセルを放り投げ、
指定席のソファに座り、
目を輝かせてぴこぴこしています。
(ぴこぴこ、という効果音にしてしまうのが昭和世代かも)
そこで今日、次女に聞いてみたんです。
「お母さんはさきに宿題しちゃった方が思う存分ゲームできると思うんだけど、
先にしようとは思わないの?」
(叱るのではなく、優しく、尋ねる感じで)
しつもんの仕方が「はい・いいえ」で答えるクローズドクエスチョンになっているなと
瞬時に思ってしまったのですが、
次女からの答えは予想外のものでした。
「あのねえ。こういう(私みたいな)タイプは結局宿題もちゃんとやるから!」
大阪のおばちゃんか!というような手振りも交えての答え。
まさかの答えに私は大爆笑してしまいました。
確かに、次女はゲームが終わったら宿題もするんです。
宿題もしなきゃいけないなあ・・・
やらなきゃなあ・・・とは思っている、とこちらにも伝わってくる毎日。
でも、そういう自分を自分でわかっていて、
「私はこうだから」と言えるのはすごいな、と思ったんです。
自分で自分の事をどう思うか。
それは他人からどう思われるかよりも、はるかに重要である。
セネカ
学校がある期間はゲームを優先する次女ですが、
夏休みや冬休みとなると、なぜか初日や2日目で
ガッと宿題を終わらせてしまう。
一方の長女は、毎日○ページと決めて進めるタイプです。
「先に一気に終わらせちゃった方が、心置きなく遊べるんじゃない?」
と長女に言いたくなってしまう自分がいます。
結局、私ができることは、
彼女たちのやり方を尊重すること。
まずは見守って、何かあったら手助けをするだけでいいのかな、と思うのです。
子育ては、何が正解かわからなくなるときがあります。
でも、
彼女たちの宿題は私の宿題ではない、と一線を引くことも大事。
もうしばらくは、
帰宅して真っ先にゲームをしても叱らずに、
「自分でゲームを終わらせて、宿題をする」と信じて
見守ってみようと思います。
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何を信じますか?
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