仙台で開催されていた「エヴァンゲリオンと日本刀展」。
今日が最終日ということもあって行ってきました。
エヴァンゲリオンと日本刀??
なんじゃその組み合わせは?と最初は思いました。
新聞か何かの広告を見て、なぜか無性に気になっていたんです笑
「エヴァンゲリオン」の思い出
エヴァンゲリオンと言えば、1995年に「新世紀エヴァンゲリオン」がテレビ東京系列で放送されました。
1997年3月 映画「新世紀エヴァンゲリオン劇場版 シト再生」公開
1998年7月 映画「新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に」公開
1998年3月、映画「REVIVAL OF EVANGELION 新世紀エヴァンゲリオン劇場版 DEATH(TRUE)2/Air/まごころを、君に」公開
この時、自分は大学生。1998年といえば、懐かしき長野五輪があった年です。
上京して初めての登録(派遣)バイトが、確か赤羽で集合して、数人で小さな工場に行って、
「エヴァンゲリオンの映画ポスターの右下に小さな『東映』のシールを貼る」という仕事でした。
いったい何百枚に貼ったのか。今思えば相当な数だったはずです。
そしてそれが全国の映画館や街角に貼られていたはず。
なので、ある意味思い入れのあるエヴァンゲリオン。
ですが、当時知っていたのは名前とポスターくらいで、実は観ていませんでした(汗)
2016年、ようやく全シリーズを見終える
2007年9月、映画新シリーズ「エヴァンゲリオン 新劇場版:序」が公開されました。
2009年6月、映画「エヴァンゲリオン新劇場版:破」公開
2012年11月、映画「エヴァンゲリオン新劇場版:Q」公開
2000年代になってもエヴァンゲリオンはファンを増やし、新たな展開を見せていました。
といっても、私は「あ、これ、バイトでポスターにシール貼ったアニメだ」くらいの認識。
リアルタイムで見た作品は全くのゼロです。(ごめんなさい~)
ところがです。エヴァンゲリオンを無性に知りたくなる時期がついにやってきました。
未だにファンが多いこともあって、Facebookとかにたまにネタとして出現するんですよね。
そんなに面白いのか~と今更ながら興味を持ち、DVDを借りて見ました。
テレビシリーズから、映画まで、全部。
それが2015~16年のことです。ようやく「シンジ」くんとか「カヲル」くんの良さがわかったんですね。
エヴァもいいけど日本刀もいい!!新たな発見
こうしてどちらかといえば「エヴァンゲリオン」につられて見に行った日本刀展ですが、
行ってみたら、そこはすっかり「ザ・日本刀」の世界でした。
「刀匠軍団の熱き挑戦」なんだかこれだけでもうかっこよすぎです。
歴史の説明や、
本物の刀の展示!!
歴史的資料ばかりです。
持ってもいいというので持ってみると・・・
重いっ!!
本物の刀ってこんなに重いの!?
時代劇で軽く振り回しているように見えるのに!!
柄(つか)の巻き方や
彫り方の説明など。
決して身近なものではないのでなんとも不思議な感じですが、海外からは高い評価を得ている日本刀。2020年の東京五輪に向けて日本人として知っておかなければならないかもしれませんね。
エヴァと日本刀のコラボが生み出す不思議な新しい世界
そしてレイとアスカが出迎えてくれたゾーンから、いよいよエヴァンゲリオンと日本刀がコラボしていきます。
それぞれキャラクターを想定した刀が作られています。細かなところまで・・・、さすが職人技。思わずうっとりです。
ファンにはたまらないですね、これ。
そしてついに・・・
ロンギヌスの槍!!全長332cm。約3メートルもあるんです。
これを作成するためにわざわざ工房まで作り直したとか。そして素材にもこだわり、よ~く見ると金属の模様が浮き出ています。地肌というらしいのですが、その美しさも日本刀の魅力だそう。
近寄ると見えたのですが、私のスマホカメラではそこまで撮れなかった・・・やっぱり一眼レフ必須ですね苦笑
個人的に好きだなと思ったのはこの「刀子」(とうす)。15~30cmほどの短さで、武器というよりも「文房具」に近いものだそうです。
紙ではなく木の板や竹の板に文字を書いていた時代、間違えたときはこの刀子で表面を削っていたので、消しゴムの役割を果たしていたとのこと。
今でもオシャレな文房具や高い万年筆を使用する人がたくさんいるように、昔の人たちも美しい装飾の刀子を使うことが身だしなみの一つだったんですね。
直感で「かわいいな~」と思いました。
本物を見ることが一番!アイスホッケーはリンクで見よう!!
展示の最後に、エヴァンゲリオンの企画書や絵コンテがありました。もちろん本物です。
ただしこれだけは「撮影禁止」。残念ながらお見せすることができません。
もう20年経っているのに、本物の絵コンテはやはり力があるというか、「オーラ」が感じられたのは私だけでしょうか。
この1枚の絵からあの作品が生まれた。そしてそれを私たちは見ていた。
もうね、震えました。やっぱり本物はすごいなと。
エヴァンゲリオンも、日本刀も。
このエヴァンゲリオンと日本刀展を見て思ったことは、
やはり本物を自分の目で見ることは大事だなということ。
写真や映像だけでは伝わらない、分からないことがやっぱりあるんです。
パンフレットにも書いてあったのですが、
頭や心で見るのではなく、素直な目で見ること。
出会いと感動を大切にすること。
知識や理屈はいらないのです。自分の目で見て「良いな」と思ったものが、あなたにとって「良いもの」なんですね。
だ・か・ら!
アイスホッケーというスポーツも、やはりスケートリンクに来て、実際に試合を見るのが一番です!!
あの圧倒的なスピード感!一瞬たりとも目が離せません!
テレビや写真では味わえない興奮を、たくさんの方々に味わってもらいたいな、と思います。
お土産売り場で売っていたロンギヌスの槍ロングバウムクーヘン。
長すぎです笑
刀鍛冶 下島房宙(ふさひろ)さん。実演で彫ってもらいました。
最後はこの方がお見送り。
そして、この展示にもしっかり書いてありましたよ。
次回
映画「シン・エヴァンゲリオン劇場版」公開予定
これはまさか・・・シン・・・え?笑
いつになるかはわかりませんが、今度こそリアルタイムで見るぞ!笑