日本体育協会公認アイスホッケー指導員養成講座2日目(仙台)

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日本体育協会公認アイスホッケー指導員養成講座2日目(10月15日)。せっかくだからこちらも書いて残しておこうかなと思います。

1日目の投稿について、

「子ども(選手)に読んで聞かせたの!カナダの子どもたちのスティック話、びっくりしてたよ~」

という声も早速いただきました。こういう反応があると書いていてほんと嬉しいです。

2日目も内容盛りだくさんでした。書ける分だけ書きますね。では、どうぞ~。

「Uー14」のカテゴリーが新設される

これまでセレクトキャンプや代表候補合宿を行ってきたのはUー12、Uー16、Uー18、Uー20。その上は、ユニバーシアード(大学生)や全日本(フル代表)です。この分け方だと、13歳、つまり中学1年生が谷間の世代となってしまっていました。うまい中学1年の子がようやくUー16に2~3人選ばれる程度でしかなかったのですが、 Uー14が新設されることで谷間をなくし、モチベーションを高めることができ、さらにUー16へスムーズにつなげることが期待されます。

それぞれの年代で、各チームでしっかり身につけてほしいことがある

世界と戦える日本を目指すためには、その年代年代で身につけておいてほしいことを各チームでしっかりと教える必要があります。代表候補合宿に選ばれたときに、「なんだかチームでやったことのないことばっかりだ」「知らないホッケー用語がある」というレベルでは代表に残ることもできませんし、世界のチームと戦うこともできません。

B/O、Q-UP、Wheel、Reverse、D-D-D…(すべて説明できますか?→私は一つ分かりませんでした笑)AZやDZでのシステムも、年代に合わせて「ここまでは知っておいてほしい」ということをチームで徹底して教えるようにしていきましょう。

*何をどこまで、という内容に関してはまたおいおい。時間あれば。

U-9でボディチェックは必要ない。むしろ禁止。

相手の選手にぶつかって「ナイスチェック~!」とコーチや親が叫ぶ時代は終わりです。特に9歳以下、小学校低学年を中心としたBチームとして活動している選手に覚えてほしいことは「チェックする」ことではないのです。カナダやアメリカで禁止された理由の一つは脳しんとうの危険性からです。あまりにも脳しんとうを起こす子どもが多く、発育の面から見ても危ない。今、日本でもリンクを小さく利用した「クロスアイス」が導入されていますが、激しいチェックをするのではなく、パックをキープする、みんながパックを触る、パスやシュートを多くすることが目的です。

U-9にフルサイズのリンクは必要か?適正なサイズなのだろうか?

小学校低学年くらいの男の子が、MLBの野球場のマウンドに立っています。
頑張って投げても、ホームベースにはノーバウンドで届きません。

小学校低学年くらいの女の子が、NBAのコートにボールを持って立っています。
頑張ってボールを投げても、リングまで届きません。

小学校低学年くらいの男の子が、サッカーゴールの前に立っています。
キーパーとしてボールを止めようとしても、
大きなゴールなので簡単に入れられてしまいます。

いくら憧れていても、子どもたちにとって、その場は明らかに大きすぎるのです。

言葉で書くとこういった感じの映像を資料として見せてもらいました。それは、果たして子どもに合ったサイズですか?と問いかけた映像でした。

日本ではU-9の全国大会が開催されるようになりました。ミニゴールが4つ。通常のリンクを2つに分けて試合をします。スポンサーは太陽生命。そう、スマイルジャパンの久保英恵選手(西武プリンセスラビッツ)が働いている会社です。太陽生命が大会趣旨に賛同し、毎年スポンサーとして協力してくれています。開催地は高校野球の甲子園のように限定されず、毎年各地を転々とします。開催地にミニゴールをプレゼントして、大会後も普及のために使ってほしいという願いが込められているそうです。(知らなかったです。ありがたいなと思いました)

優勝チームとの差は「ターンオーバーの数」と「シュートブロックの数」

データを取ってみたら、明らかに違ったそうです。U-20(だったかな?ユニバだったかな?)の大会で、優勝したチームと日本を比べると、優勝チームはどの試合でもシュートブロックが多い。平均20回以上しているのに対し、日本は降格がかかったゲームでようやく17本程度。その他の試合ではもっと少なかったそうです。シュートブロックはどれだけチームに貢献しようとしているかの表われ、だといいます。「日本では大学生が口を押さえながらブロックに行くけど、それならしないほうがマシ」と厳しいお言葉も。

(口を押さえながらという話は初めて聞きました。女子は顔が全部隠れるフルフェイスなので気にせず「おりゃあ~」とブロックしに(私は)行きますが、口を隠すって…)

あと違うのがターンオーバー。これは想像つきますね。

各年代で代表として選ばれる選手はどういう選手か?

2日目の話を聞いていて、自分なりにまとめてみます。皆さん、知りたいですよね笑。これが全部ではないです。あくまで今日の講座の内容から、ですよ!

…すみません、(自分の)燃料切れです笑。今日はここまで!次回もお楽しみに!?

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コメント

  1. 清野勝 より:

    ミニゴールの製作は私が友人に依頼して製作したのを、FBに載せたら問い合わせが沢山あり、会社を紹介しました。

    • i.ayumi16 より:

      清野さん、コメントありがとうございます。日本では清野さんが発案、ということですか!他にもいろいろお話聞かせていただきたいです。来年の軽井沢でぜひ(気が早いでしょうか笑)