しっかり者の長女は
「教室に1番に着きたい」と、
朝早く家を出ます。
自分一番の次女は
「まだ寝ていたい」と、
長女が家を出たあとに起きます。
いつもそんな感じです。
ふたりとも小学校に上がったら、
ふたりで一緒に「行ってきまーす」といって
家を出ることを想定していましたが、
現実は全く違います。
二人が出て行ったらゆっくりコーヒーをなんて、
願望でしかありませんでした。
今日、朝早く出て行った長女が戻ってきました。
「筆箱忘れた~!!」
このとき、たまたま次女は起きていましたが、
まだ寝ぐせそのままで、行ける状態ではありません。
「行ってきまーす!」
二度目の行ってきますを長女が叫んでも、
次女はまだのんびりしています。
姉妹でも、こんなにちがうんだなあと思います。
ようやく次女の準備が出来ました。
「○○(長女)はもう行った?」
行ったよ、二度もね。
どっしり構えているというか、なんというか。
「行ってきま~す」
友だちが迎えに来て、笑顔で次女も家を出ました。
ああ、これでいいんだな、とふと思いました。
何時に出ようと、学校は同じ時間に始まる。
それまでの過ごし方は人それぞれ。
学校に早く着いて、友だちと遊ぶ長女も正解。
ゆっくり寝て、のんびり家を出る次女も正解。
それでいい。これでいい。
早く着いたら、忘れ物しても戻ってこれる良さがある。
遅く起きたら、のんびり寝ていられる良さがある。
一人ひとり、心地よさを感じることは違う。
それでいいんだな。
なぜかふと、そう思った今日の朝でした。
日常こそ、キセキ Vol.1 ayumi.s