学校で配られた「株式会社ビック・ママ」のメッセージプリントを読んでうるうるきた話〜「そんな大人」になれているだろうか?〜

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小学生の娘が2人いる我が家。

毎日のように学校からプリント類が配られます。

正直、紙の無駄使いじゃない?と思うこともあり、

いつもならサッと目を通して捨てる(リサイクルに回す)かメモ用紙にするかのどちらかです。

 

でも。

 

昨日次女から渡されたそのプリントにはなぜか目が行き、

じっくり読んで、

私はちょっと涙ぐんでしまいました。

 

「仙台市内の小学校に通う皆さんへ」

待ちに待った学校が始まり、お友だちや先生に会えました。

でも、まだ新型コロナウイルスがちょっと心配です。

少しでも安心して学校に通えるように、

仙台市内の小学校に通う皆さん5万3000人全員に1人1枚ずつ、

マスクを用意しました。

私たち「ビック・ママ」は、仙台にある会社で、

洋服を直す仕事を中心に保育園、写真スタジオなどの仕事をしています。

縫い物、針仕事が得意なのです。

得意なことを生かして今の世の中に役に立てることを考えて、

このマスクのプレゼントを思いつきました。

 

皆さんも学校でたくさん勉強して、自分の得意なことを作って、

それで困っている他の誰かを助けるような、

そんな大人になってください。

応援しています。

2020年6月

株式会社ビック・ママ
代表取締役 守井嘉朗

 

(全ての漢字にはふりがながふってあります)

敬意を込めて全文書いてみました。

 

なぜこんなにも心に響いたのでしょう?

 

季節の挨拶や回りくどい表現など一切なく、

目の前の小学生に話しかけるような書き出し。

5万3000人全員に用意したという事実。

「縫い物、針仕事が得意なのです」という会社紹介。

(まるで小学生が、「ぼく〇〇が得意なの!」と言っているかのよう)

このプレゼントを思いついた理由。

 

すでに大人になっている私ですが、

今の自分に言われているような気もしました。

 

自分の得意なことを作って、

それで困っている他の誰かを助けるような、

そんな大人になってください。

 

自分の得意なことでいい。

 

今の自分にできる、自分が得意なことで、他の誰かを助ける。

社会の役に立つことをする。

 

自分にはこれが足りない、あれがまだないとマイナスな面に目がいき、

持っていない何かを探し求めてしまいがち。

 

いいんだよ、今持っているもので。

いいんだよ、君の得意なもので。

それを生かしてみたらどう?

 

このプリントが神様からのメッセージのような気がして、

何度も何度も読み返してしまいました。

 

自分はここで何を貢献できるかを考えよ。

ピーター・ドラッカー(教育者)

 

もったいなくて使えないという気持ちもありますが、

使うことこそ、この会社の皆さんの願い。

 

ありがたく、使わせていただこうと思います。

 

 

今あなたができることはなんですか?

 

 

学校から配られたマスクは2枚。

1枚はビック・ママさんから、

もう1枚は教育委員会から。

 

お子たちよ、マスクを忘れずにしていって、

元気に過ごしておくれ。

 

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