先日、「スポーツコミュニケーションBasic1研修」を受講しました。
日本スポーツ協会認定の公認スポーツ指導者(私の場合はスポーツプログラマー&アイスホッケーコーチ1)は、4年に一度、義務研修を受けなければなりません。
今回の講座は更新のための研修として認定されており、
これで次回更新OKというメリットも。
復習も兼ねて、心に残った言葉や場面を書いて残します。
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・人は自分の好きなものを言ったり想像したりすると、脳が活発になる。
楽しくなる。
・拍手は手を温め、そして心も温める。
・心技体 に文字をプラスするとしたら?
・コミュニケーションに不具合があると、どんな問題が起こるか?
→なんとなくはわかっていても、文字にして可視化すると意識するようになる。
→どんな問題が起こるかを今まで考えたことがなかった、ということも一つの問題。
・ゲームの阻害要因とチームの阻害要因
・P=P−I
P=Performance
P=Potential
I=Impediment
①Iを減らす
②Pを増やす
③①と②を両方同時進行する
どれが一番早い?
→まず、I(阻害要因)に気づくこと。意識して取り除くこと。
・言葉の抽象度を一致させる
→「もっと低く当たる」・・・「低く」はどこまで?
・組織の成功循環モデル(ダニエル・キム、MIT教授)

関係の質、思考の質、行動の質、結果の質という4つの質のお話。
ここのお話はもう・・・うなずきっぱなしでした。
「ソルトレイクシティ五輪予選で敗退した時はこれだったのか」
「逆に、チームが優勝したときはこれがうまく循環していたかも」
過去の経験と照らし合わせることができ、納得することができました。
このモデルを知っておくと、チームがどんどん変わると思います。
・帝京大ラグビー部や明治大ラグビー部はどう変わっていったか
→ダブルゴールの設定、どんなしつもんが答えやすいかを研究、「Talk Up」
・AAR(After Action Review)とBAR(Before Action Review)
・「信じて待つ」
・3つから選ばせることが自主性を育てる
・P:PCバランス
P…Performance
PC…Performance Capability 目標達成能力
スポーツで目標に向かうとき、PCを高めることができる
→どんな能力があると思いますか?
・この能力が高まっていることを本人が認識できるよう、声かけをする
・負けたら終わり、ではない。負けても意味がある。
・チャレンジを認める「ナイストライ!」
・スポーツをますます好きになるように。
・自主性と主体性
・「考える」とはどういうこと?
・高校の野球部で本を読む時間を作った
→ミスが減った。「考えてプレーするようになった」。
・55% 視覚から
38% 聴覚から
7% 言葉そのものから
・フォローコーチングで使える質問集
・ゴールを明確にする質問集
・書いてある通りに質問する。
・自分のことに置き換えて言いたくなるが、ぐっと我慢して、まず聴く。
最後まで話を聴く。
(確かに自分が話したくなる衝動に駆られましたし、後日、「あ、私、相手の話を聞いていたつもりなのに自分のこと話してる!」と気づくことができました)
・質問の種類
*For youの質問と For me の質問
→相手に答えてもらうための質問なのか、自分が知りたいだけの質問なのか
・自分の話(発した言葉)を一番聞いているのは誰?
・答えられなかった質問は頭の中に残る
→「考えといてね」でOK
→後から、「ああ、あの時の答えがこれだ」とわかることもある。
・Position to Potision から Person to Personへ
お互いの「立場」で話すのではなく、一人の人間として話す
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箇条書きでざっと書いてみましたが、他にもまだまだ・・・
メモが追いつかないくらい、充実の内容で大満足でした。
(満足して終わりではなく、アウトプットが大事、ですね)
今回の講師は一般社団法人日本スポーツコーチング協会の冨永正則さん。
ある講座をzoom受講した時に、
ブレイクアウトルームでご一緒させていただいた方です。
その後フェイスブックで繋がったのですが、
講座のお知らせをいただいた時に、「これは受けたい!」とピンときたんです。
いわば直感で受けました。
私は「しつもんメンタルトレーニング」を学んでいますので、
「ウンウン、そうそう!」「わかる・・・!」と
これまでの知識と照らし合わせながら、
冨永さんのお言葉を噛み締めながら聞くことができました。
「質問」についてもより深く学べることができ、
直感は間違ってなかったなあと自画自賛しております☺️。
スポーツ指導者の方はもちろん、
現役選手の方、
保護者の方にもオススメです。
日常生活でも取り入れられる質問や内容がたくさん学べます!
リアル受講でしたが、
受講者同士の間隔の取り方や室内の空気入れ替えなど、
新型コロナウイルス感染防止対策もしっかり取られており、問題なく受講できました。
ご一緒したみなさま、そして冨永さん、
ありがとうございました!
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「スポーツをしてきた経験は、あなたに何をもたらすの?」
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