娘からいきなり「しつもん」されて答えられなかった母親の話~しつもんメンタルトレーニング~

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午後4時。

学校(児童館)からキャッキャッと娘たちが帰ってきました。

1年生の次女は「きょうからしゅくだいでたよ~」と嬉しそう。

早速ひらがなのプリントに取り組んでいました。

ここまではいつものやりとり。

楽しかった?お友達とお話できた?こちらから聞きたいことはたくさんあります。

でも、今日は違いました。

「おかあさん、きょうはなにかたのしいことあった?」

いきなり次女が「しつもん」してきたのです。

答えられない自分

今日は何か楽しいことあった?

今日は何か楽しいことあった?

・・・一瞬で今日一日を振り返りました。

朝起きて、ご飯を食べさせて、学校に送り出して、掃除や洗濯をして、在宅で仕事して・・・

楽しいこと?

楽しかったこと?

何度も何度も自分にしつもんしますが、答えは出てきませんでした。

「しつもん」をするときの3つのルール

先日お伝えしたしつもんメンタルトレーナー藤代圭一さんによると、「しつもん」には3つのルールがあります。

1・その人から出てくる言葉(答え)はすべて正解

しつもんの目的のひとつは、会話をしてコミュニケーションを取り、相手の中にある考えや思いを引き出すことです。

藤代圭一「子どものやる気を引き出す7つのしつもん」p25より

「しつもん」のとき出てきた答えはすべて正解で、そこに常識や大人の意図は関係ありません。

「しつもん」された人から出てきた言葉すべてが正解なのです。

2・「わからない」「・・・」(沈黙)という答えも正解

なにも言わない子や「わからない」と答える子が、なにも考えていないかというと、それもまた違います。

藤代圭一「子どものやる気を引き出す7つのしつもん」p27より

まさに今日の自分です。

答えは出てこないけれど、何も考えていないかといえばむしろ逆です。

なんだかわからないけど、いっぱいいろんなことを考えていました。

朝からの出来事を思い出したり、

なんで出てこないんだろうと考えたり。

頭の中でボールペンがぐちゃぐちゃと勢いまかせに一筆書きをしていた感じです。

しつもんメンタルトレーニングでは「わからない」も正解。

大切なことは、しつもんに対して子どもが(大人も)考えるということなのです。

3・違う意見や考えでも他の人の答えを受け止める

価値観の違い、育った環境の違い、人はそれぞれ自分の考えを誰しもが持っています。

「しつもん」に対しての答えは人それぞれ。

自分の考えだけでジャッジしない。まずは受け止める。それが3つめのルールです。

「受け入れる」は、自分の考えと異なる意見でも、心の中に入れて、同意することです。

「受け止める」は、相手の価値観や意見を理解することです。

藤代圭一「子どものやる気を引き出す7つのしつもん」 p29より

1日に1つ、楽しいことを。

いきなりくらった娘からのボディブロー。

「きょうはなにかたのしいことあった?」

この一言の「しつもん」が、日々をだらだらと過ごしている自分にグサッと刺さりました。

楽しくないわけじゃない。

かといって、心から「楽しい!」と言えるわけでもない。

それが今の私にとっての日常です。

アイスホッケーも一区切りつけて、

娘たちのチームに関わるようになったけれど、

現役の頃のような燃え上がる気持ちかというと、

ちょっとなにかが違う。

つらくても楽しかった、あの頃。

もう二度と、戻らない、あの頃。

今は今で、幸せなんだと思います。

幸せの定義は人それぞれだと思いますが、

お金があるとか、

海外旅行にたくさん行けるとか、そういうことではないです。

今のこの生活を幸せだとようやく思えるようになった、が正しい言い方かもしれないです。

心療内科や婦人科にお世話になったり、虐待相談ダイヤルに電話かけたり、

もんもんと毛布にくるまっていた頃に比べたら・・・苦笑。

この話はまたおいおい。

「たのしいことあった?」と聞かれて、なにも答えられなかった母親の自分。

ちょっと寂しい。

そしてかなり悔しい笑。

キャッキャッと遊ぶ年齢でもないけれど、

一つでいい。何か楽しいと思えることを見つけてみよう。

何をしたら自分が楽しいと思えるのか、ちょっと探してみよう。

「心のグラスを満たす」ためにも!

そんなことを思った1日でした。

というわけで、今日の最後はしつもんで。

「今日、楽しかったことは何ですか?」

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